利尻岳の基本データ
名前・読み方・別名・標高・都道府県・日帰り登頂の可否
山の名前 | 利尻岳 |
よみかた | りしりだけ |
別名 | 利尻山(りしりさん)、利尻富士(りしりふじ) |
標高 | 1721m |
都道府県 | 北海道 |
日帰り登頂 | 可能 ※ |
※到着日は宿かキャンプ場で前泊して、翌日に登頂
利尻岳の位置(Googleマップ)
利尻岳の特徴
北海道の北部、稚内の先に位置する利尻島のほぼ中央にそびえる独立峰。
海抜0メートルから山頂に伸びる稜線は富士山の裾野を感じさせ、その山容の美しさから別名『利尻富士』とも呼ばれています。
利尻岳の登山地図【山と高原地図1】
利尻岳の登山地図は、山と高原地図【1】に収録されています。
【掲載されている山、エリア】
利尻島・礼文島・知床・羅臼岳・斜里岳・雄阿寒岳・雌阿寒岳
【2022年版/購入者限定特典付】
ご購入の『山と高原地図』2022年版の出版物と同じエリアの「山と高原地図ホーダイ」アプリが、1年間無料でご利用いただける購入者特典が付きます。
利尻岳の登山ルート・コースタイム
利尻岳への登山ルートは「鴛泊(おしどまり)コース」と「沓形(くつがた)コース」の2ルートあります。沓形コースは雪渓や落石の多いガレ場など難易度の高いコースとなりますので、ここでは「鴛泊コース」をご案内します。
鴛泊(おしどまり)コース
- 鴛泊フェリーターミナル
<約4Km、徒歩1時間、車10分> - 利尻北麓野営場(3合目・甘露泉)
<4時間> - 利尻山避難小屋
<1時間30分> - 利尻岳(北峰)
<3時間40分> - 利尻北麓野営場
<約4Km、徒歩1時間、車10分> - 鴛泊フェリーターミナル
*コースタイムは目安です。登山経験・体力・天候・パーティ人数により変動しますので、余裕のある計画を立てましょう。
▶山小屋・避難小屋
・山小屋はありません。
・利尻岳避難小屋(緊急時のみ利用可)8~9合目付近
▶国土地理院1/25000地形図(地形図の区割一覧)
・鴛泊、雄忠志内
▶駐車場
・鴛泊フェリーターミナル、利尻北麓野営場
▶水場
・利尻北麓野営場、甘露泉水
▶野営地(テン場)
・利尻北麓野営場(3合目)
▶トイレ 携帯トイレブースのみ(詳細)
・鴛泊コース(6.5合目・避難小屋・9合目)
登山前日に宿泊施設を使用される場合は、空港へのお迎えと翌日登山口まで送迎してもらえるようです。予約の際に確認して下さい。朝食のおにぎりを用意してくれる宿もあるみたいです!
山中にトイレはありません。フェリーターミナルやコンビニ、宿泊施設で販売されている携帯トイレ(1セット税込400円)を購入し、ルート上に設置されているトイレブースにて使用することになっています。使用後は、鴛泊・沓形の両登山口に設置してある回収箱に捨てることができます。
植生保護のため、ストックの保護キャップは必ず必要です。
アクセス・公共交通機関
利尻島へは、新千歳空港・札幌丘珠(おかだま)空港からの飛行機、又は稚内港からフェリーでアクセスが可能です。
*本州の各空港からの直行便は運行されていません。
*かなり前になりますが、小樽港からのフェリーは航路が廃止されました。
空路(利尻島まで)
- 新千歳空港→(約50分)→利尻空港 【ANA】 *季節運航(6~9月)
- 札幌丘珠(おかだま)空港→(約50分)→利尻空港 【JAL(HAC)】
- 全日本空輸(ANA) (予約・案内センター)0570-029-222
- 日本航空(JAL) (予約・案内センター)0570-006-007
- 北海道エアシステム(HAC) (JALグループ)
利尻空港から鴛泊フェリーターミナルまではバスで約15分です。
タクシーなら直接北麓野営場に向かうことも可能です。(食材確保は鴛泊でする必要あり)
*航空機利用の場合、ガスカートリッジは持ち込みできませんので現地調達する必要があります。
プリムス取扱店、鴛泊にあるホームセンター「サニータウン」(0163-82-2112)でも購入できるようです。取扱商品の有無は事前に確認をお願いします。
鉄道(稚内まで)
- 各地→JR札幌駅→(約5時間30分)→JR稚内駅
- JR北海道 案内センター(札幌駅) 011-222-7111 (稚内駅)0162-23-5287
バス(稚内まで)
- 札幌(大通りバスセンター)→(約6時間)→稚内(稚内駅又は稚内フェリーターミナル)
フェリー(稚内→利尻島)
1.稚内フェリーターミナル→(約1時間40分)→鴛泊(おしどまり)フェリーターミナル
- ハートランドフェリー
(札幌本社) 011-233-8010
(稚内支店)0162-23-3780
(鴛泊フェリーターミナル)0163-82-1121
レンタカー・タクシー(利尻島内)
鴛泊フェリーターミナルから3合目の北麓野営場までは徒歩での所要時間は約1時間です。タクシーだと1,500円くらいです。
ちなみに、空港から鴛泊までも車で約15分かかります。
レンタカーやタクシー(ハイヤー)を利用すれば楽にアクセスできますし、ついでに島内観光をするのにも便利ですね。
どちらも台数が限られているので、必ず事前に予約していきましょう!
- トヨタレンタカー 0163-89-2300
- ニッポンレンタカー 0163-89-0919
- まごころレンタカー 0163-82-2295
- 利尻レンタカー 0163-82-2551
- マルゼンレンタカー 0163-82-2295
- 富士ハイヤー 0163-82-1181
レンタカー会社、タクシー会社の比較・予約はこちら
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お役立ちリンク・連絡先
利尻岳の登山届と提出先
登山届はできれば事前に提出(オンライン、郵送など)しておきましょう。
▶事前に提出する
Compass(コンパス)
*公益財団法人山岳ガイド協会運営の登山届受理システム。
北海道警はコンパスと連携しているので同時に登山届を提出できます。
北海道警察本部地域企画課(オンライン提出可能)(郵送先・FAXはこちら)
▶現地で直接提出する
利尻山登山計画書(PDF)
*下山後は「利尻山下山報告」の提出をお忘れなく!
【提出先】
- 鴛泊コース登山口
- 沓形コース登山口
- 警察官駐在所(鴛泊・沓形)
- 宿泊先
自治体・警察などの連絡先
- リシプラ(利尻島観光ポータルサイト・RISIRI PLUS)
- 利尻富士町役場 0163-82-1111
- 利尻町役場 0163-84-2345
- 鴛泊駐在所 0163-82-2110 【救助が必要な場合】
- 沓形駐在所 0163-84-2110 【救助が必要な場合】
- 北海道警察本部地域企画課
利尻岳周辺の日帰り温泉・グルメ情報・宿泊施設
温泉情報(日帰り・立ち寄り)
- 利尻富士温泉保養施設『利尻富士温泉』(鴛泊)0163-82-2388
- 天然温泉 利尻ふれあい温泉(ホテル利尻・沓形)0163-84-2001
キャンプ場
- 利尻北麓野営場(登山道3合目付近)0163-82-2394
- 利尻島ファミリーキャンプ場「ゆ~に」 (野営場まで徒歩約40分)0163-82-2166
利尻島の宿泊施設
飛行機やフェリーで利尻島に到着してからの日帰り登山は厳しいです。麓で前泊して翌日の登山に備えましょう。
空港までの送迎や北麓野営場(3合目)までの送迎をしてくれる宿泊施設が多いですので、予約の際に備考欄などで問合せしておくといいですね。
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